12 years passed
DBCLS12年
この2019年7月で、2007年7月にDBCLSに移って一回り、すなわち12年が過ぎた。 昨年の今日のブログにも書いたことだが、 プロジェクトを開始した当時は、動画でDBを紹介することなんて考えてなく、紙媒体の教科書としてそれをまとめて形にすることを目論んでいた。 出版業界の事情もあり、それらは実現してこなかったが、Dr.Bonoの生命科学データ解析を出したおかげで、本の出版話が来るようになった。
そして。この一年で、DBCLSに来て始めた統合TVに関する本、生命科学データベース・ウェブツールを出版することができた。 さらに、システムエンジニアに生命科学分野のデータ解析について知ってもらうための書籍、生命科学データ解析を支える情報技術も上梓できた。 共に多くの同志に協力していただいたからこそ、実現した書籍化であった。
さまざまなバックグラウンドの人に知ってもらうという活動が少しづつ広がりだしたが、まだまだ道半ばである。 その一方で、構造化した知識(約10年前当時流行っていたキーワードでいうと、「知の構造化」)を、実際のこれからの生命科学研究で活用していくことも進めていかねばならない。 誰かにやってもらうのではなく、自らもそれの先頭にたって。