あれから5年
これからどうなるのか。そう思ったあの日から5年経ち、活動本拠地は静岡県三島市の国立遺伝学研究所に移動したものの、相変わらず生命科学データベースの普及活動を中心とした研究生活を続けられている。「幅優先」だった活動は、「深さ優先」にシフトし、その頃からも実はやっていた個別の共同研究の割合が増えてきているが。
その前の年に始めた共同研究は、皮肉にも5年前の今日に取ったデータが決め手となり、紆余曲折あったものの約3年前に論文に。その共同研究は継続しており、今年のこの日にも打ち合わせが。研究を続けられていることは素晴らしい。関係者の皆さんに感謝の念がやまない。これまでに持ちかけられた多くの共同研究は途中で頓挫してしまっており、論文化していないものが多数であるからだ。
この先5年、どうなるかなんて全くわからない。現に5年前の今日は、今日の日のことを全く予測できなかった。ただ、やるべきと思うことを続けてやっていくことだけだ、と心に再確認した5年目の3.11だった。ありがとう。そして、これからもよろしく。