78th JCA day1
第78回日本癌学会学術総会1日目
2019年9月26日からの3日間、京都国際会館で開催された第78回日本癌学会学術総会に参加。 午前には、日本癌学会・日本医療情報学会 合同シンポジウム:がんゲノム医療時代における医療情報を。 データの置き場に関して大問題になっていることはここでも認識されていることを再確認できた。
また、午後には「腫瘍内微小環境ストレス」のシンポジウムで、Gregg Semenza先生の講演 Hypoxia-inducible factors mediate immune evasion by cancer cells を拝聴する。 2018年に発表された論文、Chemotherapy induces enrichment of CD47+/CD73+/PDL1+ immune evasive triple-negative breast cancer cellsとその続きの話がメインだったかと。
そして、同日(2019年9月26日)、「生命科学者のためのDr.Bonoデータ解析実践道場」こと道場本が発売開始。
それなりに手に取って見ていただけているようで、書いた人間としては大変満足。 コマンドラインの使い方がハイライトされた内容でちょっとマニアックかなと思っていたが、それなりに売れてもいるようで。
学会に来ると普段会わない人にあえて、ついつい長話してしまう。 そして、電子メールでの連絡だと煩雑なこともすぐに片付いてしまい。 そういう意味でも、人が集まるこの会に来てよかったなあと。
夕方には関西医科大学に移動して、昼間にお話を聞いたはずのSemenza先生による Advice for a young scientist と題された、昼間とはまた違うお話を拝聴した。 先生の教え子たちが集まった、その後のdinnerにも僭越ながら同席させていただく。 そのネットワークというか、師弟愛というか、それの一端を見せていただいた。 ありがとうございました。