バイオインフォマティクス人材育成カリキュラム(次世代シークエンサ)速習コース

9/5に表題の講習会の講師を務めてきました。普段、日本各所で行っている統合データベースの普及利用促進のための1-2日開催の統合データベース講習会AJACSとは異なり、NGSの速習コース(とはいえ、2週間がっつり)ということで気合の入った受講生たちでした。私のパートは「配列解析基礎」ということで、配列解析の歴史や配列、ゲノムデータ記述のフォーマット、基礎的な配列比較解析の原理と実習を3時間ほど。NGS速習コースということでメインではなく、NGS解析に関係する歴史的な背景やデータフォーマットに重点を置いたので、もっとガッツリ配列解析を勉強したかった人には不満足な内容だったかもしれませんがそういう人は独習でカバーして下さい。何でも教えてもらいたいという姿勢が垣間見られ、「主体的に学ぶ」姿勢をもっと着けてほしいな、と思ったのは私だけではないのではないかと。もちろん、ほとんどの人はそう実践していて、ほんの一部の人の傾向だけかもしれませんが。

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** Basic Sequence Analysis ** from Hidemasa Bono

サンプル配列をあらかじめ、Bio-Linuxのイメージに入れとけばよかったのかもしれませんが、それを取得するところから講習でやろうというハラが当初はあったということを白状しておきます。そこまで出来なかったのは時間の制約か、講師の力量のなさか。自分の興味のある遺伝子配列を持っている参加者がそこまでいないとは思っていなかったのが想定外でしたね。準備不足でしたね、すみません…。


Written by bonohu in misc on 月 08 9月 2014.