国内版バイオハッカソンBH14.14終了

直前のいくつかのエントリを見て分かるように、北海道札幌市の定山渓ビューホテルで開かれた国内版バイオハッカソンBH14.14に参加してきた。BH14.14で取り組もうと思っていた

  1. AOEノムコウにある公共データの網羅的な再計算手法の開発

  2. 非古典的モデル生物の配列(NGS)データ解析手段の開発

の基盤的な技術として有望な、10月の末イルミナ社が主催してDBCLS柏ラボにて開催されたBaseSpace Worldwide Developer Conference in Japanでも使ったDockerを、今度はMacOSX上から使ってみた。

前回はお膳立てしてもらって「写経」していただけだったが、今回はガッツリと時間もあり、具体的にdockerを動かすためのDockerfileを自分でもいくつか書いた。自分でも実際に書いてみて、これらを動かす計算リソースの確保も課題であるが、現場で具体的にどういったデータ解析が必要とされているかを知ることの重要性に気付かされた。この部分は生物学に近い我々が貢献できること。頑張っていきたい。それと、これらの有用かつ再利用可能なDockerfileを活用して必要な計算を自分で動かせる人材の育成。それに関しては、今後のAJACSadvancedにふさわしいコンテンツとなっていきそう。

毎度、得るものが多いバイオハッカソンであるが、それを毎回用意してくれるスタッフの皆さんには頭が下がります。ありがとう。その有用性をもっと認知してもらえるよう、私なりに貢献していきたいという思いを新たに。「隗より始めよ」というとおり、まずは自分からですね。


Written by bonohu in misc on 日 08 2月 2015.