Bioinformatics Lecture 2020 done
芸は身を助く
卓越大学院のバイオインフォマティクス講義の最終回がオンデマンド配信され、講義が終了した。 10月の最初から週2回で配信が順に開始され、2ヶ月かけて全15回の配信が11月末の25日に完了した。 一回あたり90分弱の内容は15回全部で、合計19時間16分8秒、スライド数にして491枚であった。
「Dr.Bonoの生命科学データ解析」(Bono本)を教科書に、「生命科学者のためのDr.Bonoデータ解析実践道場」(道場本)を参考書にということで講義は進めた。 「芸は身を助く」の言葉通り、以前に監訳した本が絶版になって自分1人で書きあげたこの2冊に救われた。
この本があったからオンデマンド配信で個別に勉強することになった学生さんもさらに理解が深められたのではないかと思う。 講義に使った資料もPDFで配布し、授業を聴いていれば本は買わなくても理解できるように努めたが、それでもやはり講義で説明しきれない内容は本で補完することができたのではないかと思っている。
また逆に、本の間違い(主にtypo)にも新たに気づくことが。 出版から3年経って、多くのウェブサイトがHTTPS化したことや、URL自体が変わってしまっていることなど、気がついたアップデートは山ほど見つかった。 これらは出版社に連絡して正誤表に反映してもらわないと。