dockerでfastq-dump(続き)

- Docker

前のエントリを書いたら、pfastq-dumpを作っている@iNutさんからまた別のFASTQファイルを生成するdockerコンテナを教えてもらった。

docker run --rm -v "$(pwd)":/data -w /data 
inutano/sra-toolkit fastq-dump --split-files SRR1864696.sra

こちらの場合は、コマンドラインを見ての通り、すでにSRAファイル(.sra)を前もってローカルにダウンロードしておかねばならないが、この方がネットワークトラフィックも少なく、かなり高速である。前の例では約1時間かかった17Mreadほどのこれも3分程で。

また、この例のSRR1864696はPaired end readなので、ペアごとに別のFASTQファイルに分割する必要があるが、そのオプションである--split-filesも上記の例のように足せば問題なく反映される。

そして、データ取得も海外からではなく、日本の遺伝研にあるDDBJにあるSequence Read Archive(SRA) からダウンロードしてくることで高速になる(DDBJ sequence Read Archive (DRA)とも呼ばれる)。

そういうわけでこちらのdockerコンテナを使ったほうが高速でネットワークにもやさしいようである。


Written by bonohu in misc on 火 26 12月 2017.