ツキとあたしとfigshare

外部での講演、講義、研究打ち合わせが続いた2015年春の大型連休の前後だった。並行していろいろ書き物。振り返ってみると悲しいことを忘れようと仕事に打ち込んでいたかのよう。

  • 北海道大学遺伝子病制御研究所 (2015/04/21)

  • 東京大学大学院農学生命科学研究科 (2015/04/27)

  • 群馬大学大学院医学系研究科 (2015/05/01)

そして5月8日はDBCLS三島にてお客様が来て、やっていることを発表。その際使ってきたプレゼンテーション(略してプレゼン)は上記の東京大学大学院農学生命科学研究科「情報生命工学」の講義の一部を担当させててもらった時の講義スライドがベースとなっている。この2015年春バージョンのスライドをベースに各場面に合わせて改変して発表していることを白状する。このスライドはfigshareというサイトにアップされており、以下の様にciteできる。

Bono, Hidemasa (2015): データベースを活用した知のめぐりのよい生命科学. figshare.
http://dx.doi.org/10.6084/m9.figshare.1391958
Retrieved 02:04, May 10, 2015 (GMT)

ちゃんとDOI番号(これの場合10.6084/m9.figshare.1391958)が付くし、ライセンスもCC-BYと明示されて、引用する際に困らない。slideshareと違って、figshareでは長いプレゼンは最初の10枚ほどしかウェブ上では閲覧できないが、PDFをダウンロードして見てもらえる。 このfigshareの開発者に第3回SPARC Japanセミナー 2013で会っていて、その時にユーザー登録していたのだが、当時はCC-BYな図や表を探せる便利なサイトという程度の認識で、その際にはスライドをfigshareにアップするという考えがなかった。しかし、2014年夏のバイオインフォマティクス人材育成カリキュラム(次世代シークエンサ)速習コースでslideshareにアップした自分のスライドのPDFがユーザー登録をしないとダウンロードできないと指摘され、代替となるサービスとしてfigshareを再発見、それ以降はスライドの公開はfigshareからすることにしている。実は、スライドだけではなく、ポスター発表となった学会年会等のプレゼンもこのfigshareから公開している。例えば、2014年秋のCold Spring Harbor meeting on biological data scienceでのポスター発表

Ohta, Tazro; Ono, Hiromasa; Naito, Yuki; Nakazato, Takeru; Bono, Hidemasa (2014): Promoting the use of next-gen sequence data to maintain the research environment for data-driven biology. figshare.
http://dx.doi.org/10.6084/m9.figshare.1224241
Retrieved 02:37, May 10, 2015 (GMT)

という具合に。研究者が個人的に公開したいデータのアーカイブとしてfigshare超便利です。

きちっとcitation可能な形で公開していけば、ツキが舞い込んで来ないかな。と、調子のいいことを考えながら仕事に打ち込もう。そう、私にはそれしか出来ないから…。


Written by bonohu in misc on 日 10 5月 2015.