Hypoxia-inducible factors are not activated by isoflurane

共同研究論文が PLOS ONE に掲載

関西医科大学 広田 喜一 学長特命教授を中心とした研究グループによる共同研究論文 “Cancerous phenotypes associated with hypoxia-inducible factors are not influenced by the volatile anesthetic isoflurane in renal cell carcinoma” が PLOS ONE に掲載された。 全身麻酔で一般的に広く用いられている揮発性吸入麻酔薬「イソフルラン」が、通常の手術で使われる濃度と使用時間ではヒト腎臓がん由来の細胞株の、包括的ながん細胞としての性質には統計学的に有意な影響を与えないことを示した論文で、広田さんとの共同研究論文は3本目。

前々回の論文前回の論文のときと同様、RNA-seqデータ解析は、次世代シークエンサーDRY解析教本に沿って。

first authorとcorresponding authorの方々が自分でやり方をDRY解析教本で勉強して、Figure7にあるような論文の図を作成するところまでやり遂げていただいた。 Figure8の散布図による発現値の可視化に関しては、新たに議論して作り出した産物である。

普段から私がよく言っているデータ解析する人を教育するカタチの理想的な形での共同研究。 こういった形であれば、今後も共同研究は受け入れられるが、データを投げられて図や表を作って、みたいなカタチは今後も受け付けませんので、悪しからず。


Written by Hidemasa Bono in papers on 火 16 4月 2019.