XXV International Congress of Entomology (ICE2016) 参加

Entomology(昆虫学)の国際学会に参加。初参加でアウェーの学会だったが、来てみると全く問題なかった。自分は、いわば系統樹を書くときのアウトグループのような存在かと思っていたが、わりとそうでもなく。

種が多い昆虫ならではなのだろうか、比較生物学がごく当たり前に行われていて、また研究の分業化がされていてRNA-seq解析などもごく普通にやられているのも本邦との温度差を感じた。やはり身近にそういうデータ解析ができて相談(もしくは共同研究)できる人がいるようにならないと。

Keynote lectureが事情により録画で流されたり、学会に来れなかった人がskypeで遠隔からプレゼンしたり、新しいタイプの発表にも衝撃を受けた。学生のプレゼンでもちゃんとgrantを明らかにしているのは、当たり前だがきっちりしている。こういうところは見倣わねば。

周りの人に自分が何者かを話していると、専門がバイオインフォマティクスの遺伝研に居るが遺伝研所属じゃないデータベース流通業という、自分の中で少々曖昧になっていた自分の立ち位置を再認識できた良い機会となった。良い刺激を受けることができたのではないかと。


Written by bonohu in misc on 土 01 10月 2016.