Kaiko no jikkentan
カイコの実験単
Amazonでは2019年3月22日発売予定のカイコの実験単。 この本の企画編集委員をされていた共同研究者よりご恵投いただく。 ありがとうございました。
この本の副題には「生物の授業やクラブ活動で使える実験集」とあり、難しい漢字にはふりがながふられていたり、中高校生向けに配慮されたやさしく書かれた内容である。
共同研究としてカイコの遺伝子配列解析には長年携わってきてはいるものの、生物としてのカイコに対してはまだまだ不勉強で、興味深く読み始めたところ。
p122の実験13「データベースを利用したカイコのもつ遺伝子の相同性検索と分子系統樹の作成」は普段自分自身が書くような内容で、そういった内容が本に収録されていることがとても興味深い。 コンピューターを使ったDRYな実験であり、カイコを飼わなくてもインターネットに繋がったコンピューターがあればすぐにできる。 また、発展的課題として統合TVが紹介されていて、大変嬉しく思った。
オールカラーで写真がふんだんに入っていてこの値段なのだから私などからすると大変お買い得な本ではないかと。