遺伝研研究会+DDBJing+AJACSadvanced講習会

今回の遺伝研研究会では、初の試みとして講習会を連続開催してみた。つまり、研究会をやる前(1日目午前)と後(2日目午後)に講習会を実施した。それぞれのパートだけの参加者ももちろん居たが、研究会のついでに参加という効果もあったかと。それぞれ独立に企画するよりも準備コストもそれぞれ小さく、相乗効果も見込める。このかたちは今後も続けていくべきだろう。

自分が企画した講習会は、AJACSadvanced三島3と題して、DBCLS主催。中上級向けの内容として

  1. 仮想環境版のpitagora-galaxy

  2. homebrewを使ってMacOSXでTrinity

をやってみた。

今回は、遺伝研での講習会ということでSRA(DRA)からのデータダウンロードにもかなり有利な環境であったものの、トラブルはやはり多く。以前にインストールされていたソフトウェアが新しく入れたソフトウェアの邪魔をしたり、homebrewが入っていても長い間brew update && brew upgradeしておらずそれが原因でみたこともないエラーが出たり、そもそもXcodeが最新でなくて再インストールが必要だったり、空きディスク容量や搭載メモリが足りなかったり。一番致命的なのは最後のポイントで、やはりある程度のデータ解析をするにはコンピュータのスペックとディスク容量がそれなりに要る。

今回の講習会をやってみて、実行すべきコマンドそのものより、そこに至るまでの環境構築に難がある状況を感じた。前者はググればまあ見つかるものの、自分の環境に特異的な状況はなかなか自ら解決しづらいのではないかと。そういった部分を今後ケアできるように講習会の内容を考えたい。


Written by bonohu in misc on 土 17 12月 2016.