OICR

Ontario Institute for Cancer Research。今日お世話になったBiomartのArek Kasprzykだけでなく、BINDをやっていたB. F. Francis Ouellette、HapMapとかReactomeとかWormbaseとかCGI.pmとかいろんなことでこの世界で超有名なLincoln Steinが「常勤で」居る研究所と知り、驚く。ここはこれからはもっとtranlational medicineを目指すBioinformaticsな研究者が集まり、さらに大きくなっていくであろうことを予感した。

トロント大学の古い病院の建物を残す形で建てられたMaRS Buildingと呼ばれる建物は8階建てで上の階の方に3,4フロアーにOICRが入っていて(Biomartなチームは6階に)、その一階にはインスリンの発見でノーベル賞を取った研究者の机が展示されていたり。そのときまで忘れていたが、そういえばインスリンの発見は、カナダ人でした。

うまく再利用されていくものを維持しつづけていく重要性と必要性を再確認した一日だった。使っている技術の一つ一つは普段から自分たちが使っているそれとほとんど違いないものなのだが、帰国してすぐに私と会ってデスクに居る合間にBiomartなソースツリーを自らチェックしている姿を見てそれを仕切るdirectorの凄さを垣間みた。将来、私もそういうdirectorになりたい。そして、うまいこと彼にはめられて(笑)、共同研究が今日スタートしたような感じ。これからどうなっていくのやら…。このトロントの街にはまた来そうな気がした。


Written by bonohu in misc on 月 26 10月 2009.