2016年の計

2015年は、5月に領域融合レビュー「次世代シークエンサーにより得られたデータの解析」を公開、10月に次世代シークエンサーDRY解析教本」を出版し、現場でDB利用を’method’の一つとした研究が増えていくよう実例作りに貢献することができた。また、非モデル改め次世代モデル生物のデータ解析手段の開発を共同研究ベースで複数進めることができたのは当初の予想を上回り、とても良かった。

一方で、公共DBの全レコードを対象としたデータ解析研究がおろそかになってしまったのが残念であった。時間は有限なので、その辺うまくバランスを取っていくことを2016年の課題としたい。できれば、一緒にやってくれる仲間を増やしていきたい。そのためにも、我々のやっていることや考えていることの情報発信を積極的に。統合牧場の閉鎖など、諸事情あって低調になってしまっている状況は反省すべき。

2015年年頭のブログエントリで課題としていた他の遺伝研の部門と融合的な活動、とりわけDDBJを補完する活動が低調だったのは反省すべき。遺伝研に来て3年目となる今年は、特に重点的に取り組んでいきたい。考えていることの体系化も含めた情報発信、今年も頑張ります!


Written by bonohu in misc on 金 01 1月 2016.