バックアップツールとしてのrsync
卒論、修論、追い込みの方も多い今日このごろ、バックアップは重要。大事なデータほどきっちりとバックアップを。もちろん、簡便にフォルダのコピーだけでもよいのだが、何回もコピー続けていると何回も同じファイルを重複してコピーすることになって煩雑になるかと。そこで、rsyncコマンド。rsyncを使うと差分コピーが可能に。
その解説は、次世代シークエンサーDRY解析教本p35に。ここでは同一のコンピュータ上でrsyncコマンドでコピーする方法が説明されている。つまり
rsync -av --exclude '/' /Users/bono/Documents/ /Volumes/USBHDD
のようにすると、/Users/bono/Documents以下のファイルとフォルダ(ディレクトリ)を/Volumes/USBHDD以下にコピーすることになる。1回目はフルバックアップなので時間がかかるが、2回目以降は同じファイルはコピーされず、差分のファイルだけがコピーされるため、ファイル転送が高速化される。定期的なミーティング終了後に実行するなど、週1回や月1回など習慣づけて行うことをお勧めする。
実はこのコマンド、ネットワーク越しのコンピュータに対しても実行可能である。受け側のコンピュータにsshでアクセスできるように設定されていればだが、以下のようなコマンドで。
rsync -av -e ssh --exclude '/' /var/www/html 192.168.12.4:/Volumes/USBHDD/togotv.dbcls.jp/var/www
この例は、送り側のマシンの/var/www/htmlを、IP addressが192.168.12.4のLANにあるマシンの /Volumes/USBHDD/togotv.dbcls.jp/var/www
以下にrsyncでコピーするものである。実は、ほぼ同一のコマンドで統合TVのバックアップを定期的に行っている。