Shizuoka.ngs#2 done
Shizuoka.ngs#2に参加しての雑感
このブログの過去のエントリにも書いたように、Shizuoka.ngs#2が開催された。 場所は、前回の読書会と同じ貸し会議室@静岡駅前で。
生命科学データ解析に触れてみたいエンジニアの皆さんに向けて、それを広く紹介しようということで、エンジニアのための生命科学入門的なコンテンツで話をさせてもらった。 主に生命科学データ解析を支える情報技術(IT4BDA)の第1章「生命科学データ解析入門」に書いた内容ベースで話をさせてもらった。 しかしながら、生命科学をこれまであまり知らなかった人にとっては理解するために知るべきことが多く、大変なのだろうなあということは話していてもヒシヒシと。 もっと分かりやすくする努力をしないといけないのだろうなあと痛感した。
その後、RNAの発現量を配列カウント数から推定するRNA-seqデータ解析は、生命科学初心者にも取っ付きやすいのではないかということで、IT4BDAにも遺伝子発現データ解析の実際として「第2章 解析環境の構築」の 「2.8 遺伝子発現データ解析の実際」に取り上げられており、それをハンズオンとしてみんなでやった。 初対面ということでなかなかリアクションがわからないケースもあったが、事前にサイズの大きな(数GB)配列ファイルを外付けハードディスクとして用意し、環境をmacOSだけとして揃えることでほぼ全員が動かせられた模様。 中身の解釈に関してもうちょっと説明が加えられるよう準備しておくべきだったとこちらも反省。
単にそれだけでは申し訳ないということで、Common Workflow Language(CWL)を使ってkallistoを実行するハンズオンも。 何人かの人にはCWLで実行することの利点をわかってもらえたようで、こちら方面でも満足。
懇親会は、念願の清水港みなみにて。 素晴らしいqualityのマグロを堪能しながら、今日の会や周辺のことについて話。 むしろこちらがメインだったのではないかという感じも。 二次会は、賤機はん兵衛 南町本店。 何を隠そう5年半前に今日の主催者である@oec014さんと会った勉強会の懇親会をやった店。 その出会いがなかったら今日の会はなかっただろうなあと感慨に耽りながら。 結果として、最後まで参加者全員が残って語り合うというすごい会だった。 参加者の皆さん、お疲れさまでした。
関係しそうなtweetはモーメントに集めてみたので、そちらもぜひ。