Takuetsu Online Symnposium 2022

ゲノム編集卓越大学院プログラムオンラインシンポジウム2022

2022年3月19日(土)に卓越大学院のシンポジウムとして、 市民シンポジウムが13:00-14:50 国際シンポジウムが17:30-20:00 にオンラインで開催。

市民シンポジウムでご講演いただいた京大の木下先生の説明に大変感銘を受けた。 すなわち、DNA、遺伝子、ゲノムという一般にわかってもらいにくい概念を音楽に喩えてそれぞれ、音符、曲、全集というふうに。 さらに、とうもろこしとキャベツを例に1.2万年かけて人間が育種してきたということを語った上で、それを短縮する技術としての「ゲノム編集」というととてもわかりやすいなあと。 また、魚(天然と養殖)とイチゴ(天然とあまおう)のどちらを買いますか、という問いかけには我々の持っている意識を顕在化させる素晴らしい例示だなあと。 そちらの意味でも大変勉強になった。

国際シンポジウムの方では反省モード。 バイオインフォマティクス技術が、ただ使える状態になっているだけじゃなく、より使われるようにバイオDXを進めていかねばならないなあと。 それを先行して進めている実例を見て、やはり人だと確信。 それをやれる人を、教育することによって増やしていくしか答えはない。


Written by Hidemasa Bono in misc on 土 19 3月 2022.