Tateshina wakate 2018

若手支援技術講習会2018

2018年9月6-8日、若手支援技術講習会2018に参加。 ずっとこの集まりとは縁がなかったのだが、昨年度ROIS-DS-JOINTというデータサイエンス共同利用基盤施設の活動で共同研究集会「若手カンファレンス:がん研究とデータサイエンスのコミュニケーション」を一泊二日で主催し、こういう集まりがあることを教えてもらって、今回参加させていただくこととなった。 招待講演などではなく、ただの参加者として。 自分の視野を広げる勉強のため、ということで仕事ではなく、有給休暇を取得しての参加で。

元々はがん分野の若手の集まりだったということらしい。 現在では先進モデル動物支援プラットフォームの若手支援技術講習会ということで、神経や発生、免疫の分野の若手研究者が参加して、二泊三日で長野県茅野市蓼科で合宿、というスタイルになっているとのこと。 それらの多岐にわたる分野のお話が聴けた他、主催となっている文部科学省 新学術領域研究 学術研究支援基盤形成 先端モデル動物支援プラットフォーム の各種支援事業に関する紹介もあった。 知り合いの研究者がそういった活動に実は関与していることを初めて知るなど、色々新規に知る気付きがあった。

基調講演的な位置づけのSpecial Scientific Lectureでは、翻訳に参加させていただいたゲノム第4版の監訳者である石川冬木先生がお話しされるなど、私にとってはタイムリーであった。

ポスター発表も議論が盛り上がるよう工夫されてて、比較的近い分野の10人以下のグループに分かれ、それぞれで内容説明と議論を行う形で、その狙い通り予定されていた時間が足りなくなるぐらい議論が盛り上がった。 その発表内容の研究は、次世代シークエンサーDRY解析教本で勉強してできるようになったという方も複数いて、まさに筆者冥利に尽きる、状況。 それを書いた人が、同じ枠でポスター発表している、というのは彼らには不思議に思われたようだが、この会の新参者なのだからそういうものであろう。

また、夜の自由討論/懇親会では、これまで面識がなく、話したことがない方と数多く知り合い、議論することができた。 ここ最近は、名刺を持っていってもそれほど減らない会が多くなってきていたが、今回は予備のスタックまで使うことになるほどに。 たくさん名刺がはけたことが実証している。 これをキッカケに新たな共同研究がきっと始まって行くことだろう。

このような素晴らしい会に誘ってくれたOさん、ありがとうございました。 彼の後押しがあって、議論で盛り上がる夜のポスター会場で話す機会を特別にいただき、公共DBを研究に活かした実例を複数紹介させていただきました。 それを実現してくれたOさん、そして実行委員長のO先生、ありがとうございました。


Written by Hidemasa Bono in misc on 日 09 9月 2018.