NBDCヒトデータベースとJGAに感謝
かつて関わった厚生労働科学研究費補助金(2009年度〜2011年度)による高齢者のがん研究のデータがNBDCヒトデータベースより公開されたと連絡をいただく。当初は生命科学系データベースアーカイブに、と提案したのが2年前。その後、一緒にやってきた担当者が亡くなるなど紆余曲折あったものの、データ公開の日を迎えて感無量です。
ヒトデータということで、データベースアーカイブに収めるのではなく、NBDCヒトデータベースでの制限公開という形になった。それでもメタデータはいつでも誰にでも見え、公共データベースの登録番号も付いた(hum0064)。NGSデータでなく、前世代な配列解析やマイクロアレイデータが主体のデータだったが、JGA(Japanese Genotype-phenotype Archive)にもきっちり入った模様(JGAS00000000061)。
データ公開を独自にするのではなく、NBDCヒトデータベースというしっかりした仕組みを使うことが出来て、本当助かった。何かあったら連絡下さい、と先方の引き継いだ担当者に言っておいたが、結局私は一度も手を下すことなく、データを持っている先方とNBDCとのやりとりだけでデータのアーカイブが実現された。こんなところでも、統合DBの取り組みのご利益が出てきている。関係者の皆様、ありがとうございました。