倉廩実ちて礼節を知る
今月(2016年12月)は、AJACSadvanced講習会や共同研究関係で、次世代シークエンサーから得られたデータを自ら直接解析することに関わる事が多く。1サンプルあたり数Gb-数十Gbの大きな配列データを直接データ解析する際に強く思ったこと。 解析環境がきちんとしていれば、UNIX経験者でなくたってちゃんと出来るという動かぬ事実。多くの困難は、それを実行する環境(メモリとストレージのケースが多い)に起因している。ある程度良い解析環境があれば、多くの人が漠然と持っている「困難」は軽減され、乗り越えられるものなのだ。 次世代シークエンサーDRY解析教本の最初にも書かせてもらったことだが、メモリはケチってはいけない。ストレージはUSB3経由であとから足せるが、こればっかりは後から変更するのは困難である。CPUクロック数は時間を待てば解決できるが、メモリがないのはどうしようもない。「安物買いの銭失い」にならぬように。