what is drbonobon
Bono本とは
簡単に言えば、ぼうのブログを生命科学データ解析の教科書としてまとめたものが、「Dr. Bono の生命科学データ解析」 こと、Bono本である。
コンテンツ、とくにコラム記事は、ぼうのブログのネタとして登場したものがもちろんある。とはいえ、すべてがこのブログにあるかというとNoである。教科書という形になるように、大幅に加筆した。しかしながらBono本は、ぼうのブログによく出てくるコマンドラインツールのtips的な内容ではなく、かつて翻訳した2005年に出版された「バイオインフォマティクス ゲノム配列から機能解析へ 第2版」の後継の教科書なのである。個人的には、2002年に出版された「初心者でもわかる!バイオインフォマティクス入門―やさしいUNIX操作から遺伝子・タンパク質解析まで」の2010年代版という思いも強く込めてあるつもりである。プロトコル本が必要とされている要請には、2015年に清水厚志さんと監修で出した「次世代シークエンサーDRY解析教本」がこたえてくれていると思う。
実は、今年(2017年)の元旦に書いたブログエントリの最後のパラグラフ、
文章を書くことをさらに習慣づけ、考えていることの情報発信を、twitter以外の手段で行っていきたい。
こそがこのBono本のことだった。その時点では企画としては通っていたものの、細かい章立てを練りつつ、コンテンツを空き時間を見つけては書いていた段階であった。先日出た論文のmajor revisionが重くて、なかなか思うようには進まなかったけれども。年度が変わったころそれも見通しがつき、ブログエントリも含めて書き溜めたコンテンツを週末と大型連休をフルに使ってassembleして目標であった秋の学会クラスターにこぎ着けた。出版社の方にも大分無理を強いたようだが…。2017年9月28日〜30日にパシフィコ横浜である第76回日本癌学会学術総会がそのお披露目になるだろう。自分も参加して発表もする学会でお披露目ができるのはこの上ない喜びである。
中身のことについてはまた追々。