what is tilde
チルダ
電子メールなどの文書には出てこないがUNIXコマンドラインで出てくる文字として、~
がある。
読み方は、「にょろ」ではなく、「チルダ(tilde)」である。
かつてはウェブサイトなどでこの~
を含むURLも多かったので、その存在を知っている方も多いかもしれない(ちなみにうちの職場の個人サイトはこの~
を含むURLとなっている)。
この~
であるが、UNIXコマンドラインでは、これはホームディレクトリという意味がある。
個人のホームディレクトリはアカウントごとにその絶対パスは異なるわけであるが、それをスルーして画一的に記述する際に便利な文字だからだ。
例えば、カレントディレクトリ以下のファイルをすべてホームディレクトリ以下のDocumentsディレクトリにコピーする場合は以下のコマンドだ。
#!/bin/bash
cp * ~/Documents/
これも一字一句間違えないように打たないと動作しない。
間違いがちなのは、チルダのあとの/
を忘れたりすることである。
しかしながら、これは知らなくても多分なんとかなる文字かなと思う。
ホームディレクトリを指定する方法は~
を使わなくても何通りでもできるし。
そんな風に何通りにも同じ動作が記述できるのがUNIXのいいところである。