What’s the next?

先週頭にBMB2010にDDBJの中村さんとDBCLSの坊農とで共同提案していたワークショップ「新型シーケンサーから得られるデータをどう解釈し活用するか:統合データベースプロジェクトからの提案(How to make sense of DNA data from the next generation sequencers)」が採択された。参考までにその概要は以下の通り。

新型シーケンサーの登場により、膨大な量のデータを処理しなければならないのは大規模解析実験系プロジェクトだけでなくなり、データハンドリングはおろか、その全体を一望のもとに把握することさえ実験生物学者には困難となってきている。こうした大規模情報の公開のため数多くのデータベースが構築されているが、その活用方法に関する情報を得ることすらも容易なことではない。 このワークショップは、ライフサイエンス統合データベースセンターからの情報技術活用の提案とともに、ウェット研究者が新型シーケンサ由来データを活用した事例や、利用に際しての問題点などの実例を集め共有することで、実験生物学者の情報技術的な自立を促すための情報提供と議論の場としたい。議論を通じ、実験生物学者にとって真に役立つバイオインフォマティクスのツールとデータベースの活用知識が形成されることが目標である。

それもあったり、今年度の統合データベース講習会の日程が大分固まってきたり、今年幹事的な役割をやらせていただいているSpotfireのユーザー会の集まりも日程が決まってきたりで、現時点で予定されている学会発表などをリストアップしてこの半年ほどの中期的な計画を俯瞰してみた日曜日の午後。

つまるところ、「発現統合」と「テキストマイニング」の二大テーマのもと、[DES]RA(DDBJ/European/Sequence Read Archive;「デスラ」でいいのでしょうか…?)を使い倒す系ということになろう。統合牧場で放牧されている処刑諸兄は、それぞれ好き放題やってもらっているようにお思いやもしれぬが、実はこれらのどこかに組み込まれているのである。それが明に知らされているか、そうでないかの違いのだけなのだ、実は。

『すべてはゼーレのシナリオどおりだ・・・・』

Written by bonohu in misc on 日 16 5月 2010.