木を見て森を見ず
生化学若い研究者の会九州支部夏のセミナーの講師に呼ばれたので話しに。5年前に同じく生化学若い研究者の会の夏の学校で話ししたときのものを現時点版にアップデートしてお話しした。その後も、懇談会や意見交流会などをご一緒させていただき、彼らの研究スタイルを垣間見させてもらった。
私からしてみると、彼ら(大学院生)はインターネット上から驚くほど必要な情報を集めて来ており、その情報catch-up能力には舌を巻いた。しかしながら、枝葉末節の事柄にこだわりすぎてる感(例えば既存のツールの比較など)を受けた。検索しても出てこない、自分でコンテンツを作らないといけないところまで来ていることをもっと意識して欲しい。また、「研究の流れ」の中で今どこにいるのか、ともすると迷子になっているのではないかという印象も。言う通りにやってほしいボスの催眠術にハマってない? もちろん、核心に迫る部分はいくら仲間でも話ができないという状況もあろう。自分の研究の流れをよく考え、研究の筋を通し、学術研究としての推進する方向への射影が大きくなるよう突っ走って欲しいと思った次第。
おもしろいことをやろーぜ。