August2021
2021年8月を振り返って
先月からまたCOVID-19感染者が増えて、月末にはまた緊急事態宣言。 そんな中、転職して初めてのお盆休みをとることができ、また月末には国内版バイオハッカソンBH21.8にフル参加することができた。 その一方で、シンポジウムの講師をお願いされオンサイトでの参加を予定していた第61回生命科学夏の学校はオンライン参加となった(そのおかげで、BH21.8はフル参加できることになったのだが)。
そのBH21.8では、2年前のバイオハッカソンから構想していたラボの大学院生に参加してもらうという悲願も達成できただけでなく、自らも持ち込んだ懸案もいくつか解決できた。 やはり一所に集まって直接話合えた効果は絶大だった。 特にメタゲノムデータ解析のワークフロー関係に関しては、関係者の皆さまの多大なるご協力もあって、すぐにその成果をJST NBDC 生命科学系データベースアーカイブから公開することができた。
第12回国内版バイオハッカソン BH21.8 において、坊農が株式会社ドッグランの大石直哉氏と共同で作成したメタゲノムデータ解析用の生物種名がアノテーションされたリファレンス16S RNA配列データセットが JST NBDC 生命科学系データベースアーカイブから公開 https://t.co/EBApfu5i61 #bonohulab
— bonohulab (@bonohulab) August 31, 2021
2021年8月に公開された論文は以下の2本。
- Inhibiting SARS-CoV-2 infection in vitro by suppressing its receptor, angiotensin-converting enzyme 2, via aryl-hydrocarbon receptor signal https://doi.org/10.1038/s41598-021-96109-w
- Neurosecretory protein GL-induced fat accumulation is accompanied by repressing the immune-inflammatory response in the adipose tissue of mice https://doi.org/10.1101/2021.08.27.457926
この結果、2021年が2/3終わったこの8月末までに公開された論文がのべ14本となった。 2021年8月末現在、bioRxivに出したのち、査読済み論文となった論文が4本(うち、2本は2021年にbioRxiv初アップロード)、submittedが2本。 少なくとも私の共同研究の範囲では、まずbioRxivに出すという流れが強くなってきている。