DrBonoDojo chapters
道場本の章立て
2019年9月4日に、Amazon.co.jpで「生命科学者のためのDr.Bonoデータ解析実践道場」こと道場本の表紙イメージが公開された。 サムネールは準備中のようで現状出てないが、以下のリンクをたどると表紙イメージを見ることが出来る。
それもあってか、中身に関して訊かれることも多くなってきた。 そこで、出版社に許可をいただいたので、前のエントリで予告したように、道場本の章立てを紹介する。
- 1章 準備編
- 1.1 Mac を買おう
- 1.2 Mac をセットアップしよう
- 1.3 周辺機器の設定
- 2章 基礎編
- 2.1 UNIX コマンドラインを使ってみよう
- 2.2 コマンドラインの基本操作
- 2.3 シェルプログラミングのための環境構築
- 2.4 ネットワークを介して遠隔のコンピュータを操作する
- 3章 実践編
- 3.1 公共データベースからのデータ取得
- 3.2 配列類似性検索
- 3.3 系統樹作成
- 3.4 ドメイン解析
- 3.5 発現定量解析
- 3.6 データ統合解析
今回の道場本は、環境の構築を1章「準備編」だけでなく、割と簡単に紹介されがちなUNIXコマンドラインの説明を厚く2章「基礎編」で紹介した。 この部分は、これまでにない解説をすることができたと自負している。 そして3章であるが、「Dr. Bono の生命科学データ解析」ことBono本の4,5章で紹介したものの、その実際の使われ方、特に実践的なやり方を解説することに注力した中身となっている。
その結果、道場本という名前のとおり、コマンドラインを自分でも実行しながらその意味を理解するための写経本となっており、解析方法を教科書的に網羅する本にはなってない。 そこで、教科書であるBono本の関連箇所へのポインタが多く埋め込まれている形となっている。 そのため、道場本もそれほど分厚くなく、全体のページ数は224ページで、ほぼBono本と同じサイズとなっている。
発売日は、2019年9月27日となっているが、2019年9月26日〜28日に京都国際会議場である第78回日本癌学会学術総会で販売される予定。 著者自らも参加&発表します。 乞うご期待。