June2021
2021年6月を振り返って
先月に引き続き、緊急事態宣言が継続してなかなか外部との接触がない月だった。 このブログをホストしているサーバーも2週間ほど停止していたりもしたが、色々と活動はしていたわけで。
まず、月頭にバイオDXの宣伝動画が公開され、大学のYouTubeチャンネルに登録されたせいか、所属研究科の広報ウェブページにも貼られたり。
また、24日にはアウトリーチ活動として広島大学先端科学セミナー「“ゲノム編集”で未来社会を拓く」2021年度第1回目で講演させていただいた。
そして、先月発表した論文(DOI:10.3390/biomedicines9050582
)に関して、日本語に引き続き、英語でのプレスリリースも大学から出してもらった。
Scientists use public databases to leap over scourge of publication bias
アウトリーチ活動だけでなく、オンライン開催になった日本ゲノム編集学会第6回大会にも参加。 bonohulabの大学院生が初めてのポスター発表に臨むなど。
submissionラッシュだった年度始めに投稿された多くの研究論文のdecisionが出始め、今月も以下の3本がpublishされた。
- Reference transcriptome data in silkworm Bombyx mori https://doi.org/10.3390/insects12060519
- Polysulfide inhibits hypoxia-elicited hypoxia-inducible factor activation in a mitochondria-dependent manner https://doi.org/10.1016/j.mito.2021.06.007
- A chromosome-level genome sequence of a model chrysanthemum: evolution and 1 reference for hexaploid cultivated chrysanthemum https://doi.org/10.1101/2021.06.28.450068
この結果、2021年前期(=この半年)で公開された論文がのべ12本となった。 2021年6月末現在、bioRxivに出したのち、査読済み論文となった論文が3本(うち、2本は2021年にbioRxiv初アップロード)、submittedが2本。 少なくとも私の共同研究の範囲では、bioRxiv感の高まりを感じる結果となっている。