Python for Bioinformatics 2nd Eds seminar done
Pythonによるバイオインフォマティクス 原著第2版 輪読終了
bonohulabでの教育プログラムにも書いてあるように、研究室セミナーとして関連分野の図書の輪読を行なっている。
2021年度は、前期に生命科学者のためのデータ解析道場の輪読(というか著者による解説)を行なった。
そして後期にちょうど1年前(2021年)の2月に出版されたPythonによるバイオインフォマティクス原著第2版を輪読していたが、それが2月末の今日(2/22)に終了した。
もうちょっとしっかり読み込んで後日追記していきたい。
ということだったので、終わっての感想を。
道場本などでもそれが起こっている話なのだが、書かれてからのリソースのアップデートに追いつけてない紙媒体の限界を感じた。 すなわち、BioPythonの仕様変更でそのままでは動かないコードが多数あって、受講生は主にそこに苦労していた。 しかし、Pythonのコーディングを学ぶきっかけとしてはとてもよく機能したように思う。 そういう意味ではとても良い教科書だったと思う。 欲を言えば、実例のコードの取り扱っている対象が少々古臭く、もうちょっとNGS時代に実用的なものであった方が嬉しいなとも。
日本語の翻訳でこれはまずいと思った部分はほぼなく、そこは素晴らしかった。 翻訳に携わられた皆様、ありがとうございました。