Revealing Landscapes of Transposable Elements in Apis Species by Meta-Analysis published
ミツバチ種のゲノム中の転移因子のメタ解析論文出版
2年前に今のところに来た時にbioRxivにアップしたが色々あって、この2022年の4月に再度改訂版をにアップした論文が、査読済み論文となって出版。
Revealing Landscapes of Transposable Elements in Apis Species by Meta-Analysis
https://doi.org/10.3390/insects13080698
2017年のトーゴーの日シンポジウムの日に初めて相談された研究テーマで、その後色々と議論を重ね、前職の公募型共同研究の制度であるROIS-DS-JOINTを使って議論するための旅費などをいただいて研究を進めてきた。 最初からやっていることは一貫してて、転移因子(Transposable Element)をミツバチゲノム中から予測してその結果を比較解析する研究なのであるが、その間、公共データベースへの複数のミツバチゲノムの蓄積があり、解析の方向性がより多くのデータを使った「メタ解析」と言って遜色のないレベルにまでなった。 現職である広島大学に来てから最初の年にいただいた広島県の予算(令和2年度未来ニーズ探索型F/S研究開発補助金)にも助けられて、議論を継続させることができた。 そして比較的長い年月(約5年)をかけて、ついに論文を査読論文として出版することができた。
210803 農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構) 生物機能利用研究部門との共同研究論文 Revealing Landscapes of Transposable Elements in Apis Species by Meta-Analysis (DOI: 10.3390/insects13080698) が Insects に公開されました https://t.co/EqjasMCgvu #bonohulab
— 広島大学統合生命科学研究科ゲノム情報科学研究室・ ゲノム編集イノベーションセンターバイオDX研究室 (@bonohulab) August 3, 2022
この論文は、これからのミツバチ研究の「先鋒」となるべき論文となるであろう。