WSL2 for Bioinformatics

WSL2でバイオインフォマティクス

Windows Subsystems for Linux2(WSL2)を使って、ubuntuをインストールしたことは2ヶ月ほど前のエントリに書いた。 その際、いくつかのツールがaptの仕組みを使ってインストールできることも確認し、実際に重めのBLAST検索をやってみるなどもうまく行った。

実際のバイオインフォマティクスの現場で使えるか? それを検証するためにこのqiitaの記事Dockerのドキュメントを参考にDockerをインストール、cmatrixを動かしてみたり。

% docker run --rm --log-driver none -it beezu/cmatrix

これでMacと同様にDockerなツールをお試しで動かしてみるということもWSL2上でできるはず。

さらに使いやすくするために、Biocondaをインストールするなど。 普通にBiocondaのドキュメントの通りインストールするだけだが、特に何かコツがあるわけでもなくWindowsではなくLinuxとしてインストールするということだけ。 Biocondaが入ったら

% conda install -c bioconda emboss

などとすると普通にEMBOSSがインストールできる。 これでEMBOSSのプログラム資産が利用できる。 なんて素晴らしいことではありませんか。

その際、気になったのがコピー&ペーストが普通にできないということ。 ちょっと調べたところ、実はできることが判明。 以下にtweetしたように、ubuntuのプロパティを表示して、「Ctrl+Shift+C/Vをコピー/貼り付けとして使用する」にチェックを入れると、Ctrl+Shift+C/Vでコピー/ペーストができるようになる。

これでまたできないことが減った。


Written by Hidemasa Bono in misc on 日 27 9月 2020.