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論文全文を探す方法

2020年代の今、多くの論文がオープンアクセスとなっていてインターネット検索によって自由に読めるようになっている。 もちろん、分野による差もあり、研究対象によってはそうなってないという現実もある。 つまり、読みたい論文をウェブ上で探してて、PayWalled(有料)と出てしまうことがある。

その場合、まずはその論文タイトルをキーワード(長いけど)にしてググってみましょう。 その論文の最終著者原稿がbioRxivなどのプレプリントサーバーや大学図書館のアーカイブに収められているかもしれません。 そういったウェブページが検索エンジンによってインデックスされてて引っ掛かってくる可能性がまずある。

また、インターネット検索エンジンの対象となってない可能性もあるPubMedCentral(PMC)で検索することも有効。 本邦ではそういうのはないが、欧米では研究費の報告上、そこに収められている研究も多い。 分野によってはPMCに入らないので、その場合はGoogle Scholarを使ってみる手がある。

著者に直接連絡してみるというのも手。 自分の研究に興味持っているということなら対応してくれる著者も多いかと。 直接電子メール送るのに難がある場合には、ResearchGateという研究者SNSを使ってみる手もある。 ちなみに、ResearchGateに関しては、第2回SPARC Japan セミナー2020「プレプリントは学術情報流通の多様性をどこまで実現できるのか?」の講演で紹介したのでそちらも参考まで。

成功を祈る。


Written by Hidemasa Bono in misc on 土 29 1月 2022.