December2020

2020年12月を振り返って

書類上の出勤日は昨日28までということで、少し早めの12月の振り返りエントリ。

先月からの流れで、(ウェットな)実験室整備を着々と進めた2020年12月であった。 特に注文していたMinIONが届いたり

そんな中、JSTの「共創の場形成支援プログラム」に広島大学が代表機関として採択、プロジェクト拠点名は「広島から世界最先端のバイオエコノミー社会を実現する Bio x Digital Transformation(バイオDX)産学共創拠点」。 現在いるゲノム編集イノベーションセンターがバイオDXな産学共創拠点となって動き出すことに。 今年(2020年)の4月に東広島に来た当初からその構想を練り準備してきただけに大変嬉しく。 実験室整備に産学共創の場としての機能も付加され、準備していくことに。

さらに、広島県のものづくり価値創出支援補助金(第2次公募)に三島食品さんが採択され、bonohulabがその共同研究先としてゲノム・トランスクリプトーム解析で協力してやっていくことに。

今月ついに転職してから9ヶ月目にして初めての出張で古巣のDBCLSの柏の葉方面への一泊二日。かなり久しぶり感があり。 それ以外でもオンラインで2つの講演があった。

  1. 公共データベースからの低酸素発現変動遺伝子のメタ解析, 坊農秀雅, データ駆動型研究の推進と課題, 2020年12月01日, 招待, 日本語, JST バイオサイエンスデータベースセンター(NBDC)
  2. 生命科学研究におけるプレプリントやSNS活用の現状と課題, 坊農秀雅, 第2回 SPARC Japan セミナー2020「プレプリントは学術情報流通の多様性をどこまで実現できるのか?」, 2020年12月18日, 招待, 日本語, 国立情報学研究所

センター長が子供の科学のゲノム編集まるわかりBOOKの編集に協力された事例を知る。 その数日後にあった卓越大学院のオンライン交流会でも演者の先生がおっしゃっていたように、正しい知識が正確に伝わるよう科学者が気をつけなければならない。 今後は自分も正しい知識を伝えるアウトリーチ活動を特に意識してやっていこうという思いを新たに。

専門的な書籍の出版活動に関してもまた色々と始まりそうなフェーズになってきたり。

結局、講義のタームが終わっても、また別にやるべきことが出てきて、という感じの2020年の師走であった。


Written by Hidemasa Bono in misc on 火 29 12月 2020.